俳句・短歌 介護 母娘 短歌 2021.10.22 「最後まで人」より3首 最後まで人 介護ひとり百十一首 【第3回】 詠み人しらず 登り坂もしもし亀に抜かれても 二人三脚行けるとこまで 母との日々を五・七・五・七・七の音に乗せて綴った、切なくも心温まる短歌集。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 ※本記事は、詠み人しらず氏の書籍『最後まで人 介護ひとり百十一首』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 副作用? 望まぬ症状出現し ひとつ叩けばひとつ飛び出る 憂さ晴らし病院帰りに初めての モグラたたきでストレス解消 血糖値 右往左往の乱高下 ひとり静かに腹 括くくる母
エッセイ 『プレナイト[人気連載ピックアップ]』 【第6回】 天乃 神龕 集中治療室には、変わり果てた夫の姿があった。声をかける私に、肩を揺らして笑ってみせた夫。その笑顔に胸が張り裂けそうになり… 【前回記事を読む】仕事から帰らない夫。携帯には、知らない番号からの何十件もの通知…胸騒ぎがする中折り返すと、その相手はまさかの…ともに永遠に道中では、ドクターヘリの搬送の時点でなんとなくもう元の体には戻らないことくらいは理解していた。低酸素血症なのか高次脳機能障害なのか……。人工心肺でも付けているのか、もしくは蘇生中なのか。まだ小学2年の長男と年長の次男になんと説明したらいいんだろうか。まだ歩け…
小説 『if(上)』 【第2回】 青木 建太 「市内の病院に運ばれて、かなり危ないらしい」配達中の同僚が居眠り運転トラックに突っ込まれて重体。そのまま意識は戻らず… 【前回の記事を読む】「しょうらい、なにになっていますか?」――20年前の自分からの手紙を読んで、26歳の沢崎は再び夢に向かって歩き出す 「俺こんなクソつまんねー人生送ってんの?」「なんでこんなことしてんの?」「冒険ゲームでいえば、キャラ名のない村人Cみたいな感じやん」なんて思われたりしないだろうか……。まあ、これに関してはタイムマシンでもない限り見られたりはしない。だが、そう思われても仕方ないな…