俳句・短歌 介護 母娘 短歌 2021.10.22 「最後まで人」より3首 最後まで人 介護ひとり百十一首 【第3回】 詠み人しらず 登り坂もしもし亀に抜かれても 二人三脚行けるとこまで 母との日々を五・七・五・七・七の音に乗せて綴った、切なくも心温まる短歌集。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 ※本記事は、詠み人しらず氏の書籍『最後まで人 介護ひとり百十一首』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 副作用? 望まぬ症状出現し ひとつ叩けばひとつ飛び出る 憂さ晴らし病院帰りに初めての モグラたたきでストレス解消 血糖値 右往左往の乱高下 ひとり静かに腹 括くくる母
エッセイ 『227日後の奇跡[注目連載ピックアップ]』 【第4回】 細見 貴子 「あの黒柴も気になっていて…」と話すと、店員からの想定外の返事が――「あの柴犬は実は…」 【前回記事を読む】ペット禁止のタワマンでこっそり小型犬を飼っていた住人。ほかの住人にバレて、管理会社に“密告”された結果…抽選の結果は、なんと、まさかの「落選」だった。販売会社の担当者からの申し訳なさそうな電話に、私は決して感情的にならず、こう返した。「そうでしたか、すごく残念です。実はずっと以前、御社のマンションを購入したことがあるんです。その時は、なんと37倍の競争率で当選したんですよ! だ…
小説 『アリゲーターブリッジ』 【第7回】 菊谷 保 亡き大資産家には若い元アイドルの後妻と娘たちがいた。吹雪に閉ざされた屋敷で、探偵たちを待っていたのは…… 【前回の記事を読む】雪に閉ざされた屋敷で行われる富豪の葬儀…唯一の出入り口である橋が故障し、参列者全員が孤立。しかも直前に“不穏な一言”が…「いったい……。いったい、どちらにおいででしょうか……」激しい雪の降りしきるなか、フードを目深に被った防寒着姿の男は、ただただ呆然と立ちすくんでいた。小刻みに震えているのは寒さではなく、きっと哀しみのせい。涙はおろか、吐く息さえも凍りつき、雪の上に落ちていき…