俳句・短歌 介護 母娘 短歌 2021.10.15 「最後まで人」より3首 最後まで人 介護ひとり百十一首 【第2回】 詠み人しらず 登り坂もしもし亀に抜かれても 二人三脚行けるとこまで 母との日々を五・七・五・七・七の音に乗せて綴った、切なくも心温まる短歌集。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 原因のわからぬ病と医師は言い 四十路よそじ半ばの波乱幕開け 治したい! 最初は徹底抗戦で 努力重ねて治療に明け暮る いと悲し病もねばるついて来る 頭切り替え旅は道連れ
エッセイ 『プレナイト[人気連載ピックアップ]』 【第7回】 天乃 神龕 「おとーさん!!」救急室からストレッチャーで運び出される夫に叫ぶ息子たち。変わり果てた父親を目の前にして… 【前回記事を読む】集中治療室には、変わり果てた夫の姿があった。声をかける私に、肩を揺らして笑ってみせた夫。その笑顔に胸が張り裂けそうになり…運命の真実しばらくして、救急室からストレッチャーで搬送される夫でもあり父である彼。大きな体がストレッチャーから落ちそうになるなか、息子たちが、「おとーさん!!!」と叫んだ。今思うと、子どもたちは、私以上に心をえぐられたかもしれない。変わり果てたお父さんを目の…
小説 『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』 【第19回】 武 きき 妻と二人きりの休日のはずが、今日は部下が遊びに来ていた。「いつもなら妻の太もも枕でいい気持ちになっている時間なのに…」 【前回の記事を読む】「大変!大変!赤ちゃんが産まれたの。早く来て!」朝起きると、そこには白色と茶色の赤ちゃん子犬が…!丈哉さんの会社。「専務、いいですか」と声をかけてきた部下の杉田。「どうした?」「奥様にピザとパスタを教えてほしいと伝えてください。第四土曜日はどうですか、と聞いてください」「どうしてだ?」「先日、会社案内した時、お料理だったらいつでもお教えしますよ、とおっしゃっていました。この間…