実名交渉開始
まずしつこく電話するのも迷惑だろうと思い、ここはメッセージのやりとりにしました。
今すぐに動けない理由や黒字に転換するプランをしっかり伝えること、また一番は教室を手伝いながら経営するという要望をなしにしても、オーナー様が安心して英会話教室を引き継ぐことができて、私が運営できる仕組みが必要だと考えました。
メッセージを送ります。
「お返事ありがとうございます。かしこまりました。多くの質問にお時間とっていただきありがとうございました。一応私が考えている今後のプランを申します。文字制限もあるためメールで送信させて頂きます。よろしければご一読ください」
このメール1通で今後が左右されることになるのではないかと感じた私は、内容に細心の注意を払いました。今一度知識のおさらいをします。
他のM&Aを希望されている方と比較して、私は資金力ではおそらく勝てないと認識していました。自分にできることは、感情と情熱をしっかり伝えること。それしかなかったため、それをしっかり伝えようと努力しました。
早速、メールを作成します。
「先日はお電話ありがとうございました。お互いが良くなるように進めさせて頂きたいと思っています。まず、ここまで運営されてきたことかなり大変だったのではないかと思います。そのようなS様の意志を継続し英会話教室を継続できたらと考えています。私が初めに行いたいことの一番は生徒と先生の気持ちを汲んであげることだと思っています。
この英会話教室を継続してほしいと思う方が一人でもいるのであれば今のスタイルを継続して行っていきたいと考えています。S様も新しい仕事に就かれるということで無理は言いません。現金回収などは決済方法を増やすなどしてなるべく負担のかからないよう対応します……」
ここから、自分のやっていることを説明し、今後やっていきたいことや事業計画、先生、生徒に対する接し方、姿勢や想いの部分を極力長くならないように付け加えました。
最後にしっかりと気持ちを込めて送りました。翌日、返事が来ました。