汚されしことなき南島の砂浜は 眼に痛きまでまぶしかりけり
あやまたず伝へる漢字の力ゆゑ 民族をたばねてあますことなき
さまざまに民族の言葉は違ふとも 漢字に拠りて治められたり
四季がある日本は移ろいやすいのだろうか。
行き交う人々の心や街の景色は千変万化で、過去はさらに記憶の彼方へ押しやられてしまっているかのよう。
だが、南の島々には、あの戦争を経ても変わらぬ日本の心が残されていた。
過去と現在、時間の結び目を探しながら、日本古来の清き明き心を見つける旅の歌短歌集を連載でお届けします。
汚されしことなき南島の砂浜は 眼に痛きまでまぶしかりけり
あやまたず伝へる漢字の力ゆゑ 民族をたばねてあますことなき
さまざまに民族の言葉は違ふとも 漢字に拠りて治められたり