三 邪馬台国の謎を解明する最大の鍵は三角縁神獣鏡
卑弥呼の本物の鏡はこれだ、という理由を以下に述べていく。

上空から見た石塚山古墳(苅田町教育委員会撮影)
1 なぜ三角縁神獣鏡が、皇帝から授与された鏡になったのか?
卑弥呼は景初三(二三九)年六月に魏国へ貢した。
景初三年の年号を記した鏡が古墳から出土しているために、三角縁神獣鏡が皇帝から下賜されたものと推測されている。
これが、歴史学と考古学をはじめとして、神話分析、地政学、天⽂学、統計学、植物学など複合的観点から導き出された結論。
壮⼤な歴史論争に今、終⽌符を打つ――。
古代史最大の謎に迫る論説を連載にてお届けします。
卑弥呼の本物の鏡はこれだ、という理由を以下に述べていく。
1 なぜ三角縁神獣鏡が、皇帝から授与された鏡になったのか?
卑弥呼は景初三(二三九)年六月に魏国へ貢した。
景初三年の年号を記した鏡が古墳から出土しているために、三角縁神獣鏡が皇帝から下賜されたものと推測されている。