俳句・短歌 四季 2021.02.11 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第8回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 雨粒の滴(したた)り受ける春の宵 ポツリ濡れてもまた気持ち良い 晴れやかな日曜の朝深呼吸 陽光浴びて草木息づく 鴇色(ときいろ)に此の上も無く麗しく 空が照り舞う春の夕暮れ
エッセイ 『ねぇ!ばあば』 【第4回】 akiko,akiko 夫に騙された!! 結婚してからどこかに働きに出ればいいと言っていた夫は強度なマザコンだった?! 短大を卒業してからは何故か体調のすぐれない日が多く、病院へ行っても原因が分からずに悶々とした日々が続いていた。中2から7年間、毎日過酷なバレーボールの練習をしていた身体が、いきなり何も運動をしなくなったからだろうか。それは卒業後幼稚園に勤務していた時で、情けないが1年で退職をした。精神的にも弱い自分が情けなかった。今、思い出してもその頃の自分に「喝!」を入れたい!!正直、一般企業に就職をしたいの…
小説 『あなたと虹を作るために[人気連載ピックアップ]』 【第17回】 福田 恭子 働くことが結婚の前提条件。しかし、私が働くことに反対だった義母から「親離れするまでは、母親は働いてはいけないのよ」と言われ… 【前回の記事を読む】娘を出産して 六ヶ月が経った頃、体温計を取り出して測ってみると四十度の高熱が! 夫から「バカッ」と怒られたその理由とは一方で、私の仕事は行き詰まっていた。育児休暇を一年と決めていたが、二年目に入っても東京での仕事に就けなかった。アテにしていたコネが使えなかったこともあるし、田無から都心への通勤に躊躇したこともある。大きく心にブレーキをかけたのが、産院から帰宅した最初の夜に、義…