俳句・短歌 四季 2021.02.04 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第7回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 夏咲きの木立に新葉(しんば)萌え出てる 窓辺を飾る準備見る哉 陽春に寒気が入り霧懸かり 宵に金星仄(ほの)かに光る 躑躅(つつじ)咲く木の傍らをひらひらと 紋白蝶の舞飛ぶを見る
エッセイ 『ねぇ!ばあば』 【第4回】 akiko,akiko 夫に騙された!! 結婚してからどこかに働きに出ればいいと言っていた夫は強度なマザコンだった?! 短大を卒業してからは何故か体調のすぐれない日が多く、病院へ行っても原因が分からずに悶々とした日々が続いていた。中2から7年間、毎日過酷なバレーボールの練習をしていた身体が、いきなり何も運動をしなくなったからだろうか。それは卒業後幼稚園に勤務していた時で、情けないが1年で退職をした。精神的にも弱い自分が情けなかった。今、思い出してもその頃の自分に「喝!」を入れたい!!正直、一般企業に就職をしたいの…
小説 『笑生[人気連載ピックアップ]』 【第8回】 大宮 雫 「可哀想な家の子だから…」「お父さんがいないから…」なんでみんなお母さんの悪口言うの? 変でも可哀想でもないのに 【前回の記事を読む】ほんの30分の出来事…母が抱っこをして名前を呼んだ直後、静かに眠るように息を引き取った。死因は乳幼児突然死症候群だったもやもや病とは脳の中にある主要な血管が細くなっていく原因不明の病気。細くなり栄養を運べなくなった血管達がそれを補うために新しい血管を無数に形成するのだがそれも充分に血液を届けることができない未熟な血管のため画像で見るともやもやとした集合体として写りこの病名がつ…