俳句・短歌 四季 2021.01.28 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第6回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 夕霞 恋慕に萌えて噎(むせ)び泣き 遥か遠くに恵山望む 薄紅の躑躅(つつじ)の花も咲き出して 命の力吹き出すを見る 温やかな水辺静かに緑生え 枯れ葦の葉も緑始まる
エッセイ 『ねぇ!ばあば』 【第4回】 akiko,akiko 夫に騙された!! 結婚してからどこかに働きに出ればいいと言っていた夫は強度なマザコンだった?! 短大を卒業してからは何故か体調のすぐれない日が多く、病院へ行っても原因が分からずに悶々とした日々が続いていた。中2から7年間、毎日過酷なバレーボールの練習をしていた身体が、いきなり何も運動をしなくなったからだろうか。それは卒業後幼稚園に勤務していた時で、情けないが1年で退職をした。精神的にも弱い自分が情けなかった。今、思い出してもその頃の自分に「喝!」を入れたい!!正直、一般企業に就職をしたいの…
小説 『笑生[人気連載ピックアップ]』 【第6回】 大宮 雫 おじいちゃんとお母さんのひそひそ話。「なるべく迷惑かけないから」お母さんが泣いている…僕はどこにいても邪魔者なのかな。 【前回の記事を読む】「クリスマス、何が欲しい?」「おかあさんにあいたい」「…それは無理かな。君たちはね…」お兄さんが続きを言おうとしたその時「しおちゃーん、だっこしたげる」長かった入院生活を終えてしおちゃんが家に帰ってきた。僕と珠ちゃんはまだまだ小さなしおちゃんをベッドからそっと降ろして小さな手を握ったり柔らかなほっぺをツンツンしたり抱っこをしたりして遊んだ。でも中々しおちゃんは笑ってくれない。…