俳句・短歌 四季 2021.01.21 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第5回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 足元に小さな緑若草が 萌えて遠くで野鳥鳴いてる 何処見ても今を装い鮮やかに 明日に向かって咲いている花 庭の木々風に揺られて青葉揺れ 雲陰淡く夕陽輝く
小説 『東京フェイクLove♡』 【第3回】 川田 レイ 「今度一緒に行きませんか?」施術後、ハイスぺイケメンセラピストからデートの誘い。こんな超年上の私を…? 【前回の記事を読む】下着を脱ぐことは考えてなかった…身体を重ねるような体位もあり、まるで恋人から受ける親密な密着マッサージだった。「パラダイスアロマの仕事が、本業なんですか?」「いいえ、大学院を卒業したばかりで、4月から都内の外資系IT企業にITエンジニアとして、就職する予定です」「はあ、凄い。大学院卒業の理系でITエンジニアさんになるんだ……」「はい。でもここも副業として、当分勤める予定ですの…
小説 『心ふたつ[人気連載ピックアップ]』 【第16回】 高田 知明 山菜採りで崖から転落…爺ちゃんはこの事故で命を落とす運命だった?! 【前回の記事を読む】「うわっ……」彼女には...顔がなかった。俺は目を瞑って一心に祈った。今朝のあの時間に戻るんだと...道は次第に平坦になり、村のメインストリートに合流する。メインストリートといっても、直線の県道の両脇に二百メートルほどに亘って繁華街が続いているだけの、小さな宿場町といったところだろうか。もう店を開けているところもあれば、まだシャッターが下りているところもある。車はほとんど来な…