我々人間界には絶えることのない争いが存在しています。争いが生じる主な根源には、1.人種・民族の差別、2.宗教の存在、そして3.主権国家の存在、の三大根源があります。これらがなぜ争いを創造するのか、そしてどうすれば人間界から争いを追放することができるのかについて思いをめぐらします。
人種・民族の差別
主権国家の存在
この絶対矛盾を解消する方法ですが、理屈上、これ以上簡単なことはありません。すなわち、戦争をする主体である数多ある現存の国家を解消し恒久的平和の約束される「地球一国」に統合することです。「地球一国、すなわち世界国家」になれば、この地上に戦争をするための相手が存在しなくなるわけですから、戦争しようにも戦争は成立しません。
そもそも、数多の国家が存在する現状は我々の目指す国家の最終形ではありません。現存するすべての国家を解体して国家間の戦争が生じることのない「地球一国」に統合することが我々の目指す最終形になります。この時、他の国から自国を守るという国防などと言う概念は不用となり、そのような余計なことに心身のエネルギーを無駄に使用すること一切の悩みから人間界は解放されることになります。
ところで、「地球一国」にするという夢のようなことが実現できるのでしょうか? それはわかりません。しかし、このような質問は愚問です。人類が滅亡を望まず、平和と幸福に包まれて末長く存続するという希望を持つのであれば、その質問は紛れもなく愚問になります。なぜなら「地球一国」にすることは、できるかできないかの問題ではないからです。