【前回の記事を読む】バドミントンサークルで男友達に彼の惚気話をした私。それが不倫であるとも知らずに――ジョイナスから帰ると時刻は二十三時を過ぎていた。帰宅ラッシュもとうに過ぎ道は空いていたものの、やはり帰るのに一時間半はかかる。運転の緊張感から解放されて心地よい眠気に襲われた私は、メークを落とすと真っ先に寝室へ向かった。旦那はもう寝ていた。ふと携帯が鳴る。〈あのさ、すごくみゆちゃんに電話してみた…
人間の本質の記事一覧
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第26回】安本丹
友人の演奏はどうでもいい。クラシックコンサートという優雅で気品のある場所でロマンチックな時間を過ごすことができれば……
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第25回】安本丹
バドミントンサークルで男友達に彼の惚気話をした私。それが不倫であるとも知らずに――
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第24回】安本丹
生き甲斐にしていたデートも、今や惰性でしかなかった。ただの外食すら、金が掛かると険悪になった
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第23回】安本丹
一度しか着ないドレスに百万円。「一生に一度なんだから」と費用を惜しまなかった自分の結婚式。終わってみれば、無駄遣いだった
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第22回】安本丹
勤務後、私は彼とドライブをした。下世話な話ばかりだったが私たちの会話は途切れることがなかった
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第21回】安本丹
紳士的でスマート、小柄で決して顔立ちが良いわけではないが、清潔感があってスーツ姿がとても素敵だった
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第20回】安本丹
私はアルバイト先のカラオケ店を辞めた。アルバイトを辞めることを知った旦那は真っ先に経済面の心配をした
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第19回】安本丹
人を好きになったからこそ、恋愛をし、結婚をしたのだ。そういう人間が、また新たに人を好きになったって、なんら不思議はない
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第18回】安本丹
私は初めて夫の携帯を盗み見た。そこには私への罵詈雑言で溢れた姑からのメールが……
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第17回】安本丹
結婚とは、生活を共にするということだ。一緒に生活すると百年の恋も冷めるような現実がそこにはある
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第16回】安本丹
実家のない私は里帰り出産も叶わない。更に子供を気軽に預けるあてもないため、出産後は働くことも難しいかもしれない
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第15回】安本丹
母の似顔絵が描けない。一人暴風雨のなか徒歩で帰宅。みんなには当たり前にいるお母さんが、私にはいない
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第14回】安本丹
「お母さん! ゴマちゃんが動いたの!」幼い私は母を呼んだが返事はなかった。母は結局、私を育てることを途中でやめてしまった
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第13回】安本丹
彼氏との子供を育てながらも相変わらずコンビニでパートをする先輩の未来。私はそれからデキ婚というものを軽蔑するようになった
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第12回】安本丹
「わたし、結婚することになった」「それで、今お腹に赤ちゃんがいるの」バイト先の先輩の妊娠は当時の私にリアルな衝撃を与えた
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第11回】安本丹
海外でのプロポーズ、ヴィオレッタの指輪。自分は心から喜ぶことはできなかったが、充分に人に話せる事実ができたではないか
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第10回】安本丹
至極つまらない平凡なプロポーズになりたくなくて私は自分の理想のプロポーズを事あるごとにそれとなく彼に伝えていった
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第9回】安本丹
絵になる二人――周りからの羨望の眼差しを目一杯浴びて、私は思春期に得られなかった優越感を存分に味わっていた
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第8回】安本丹
彼氏に依存し過ぎていた私は、彼氏以外の男性と関わることで少し視野が広がった。彼氏だけが男じゃない。男なんて沢山いるのだ
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第7回】安本丹
いつのまにか私たちは互いに依存し合う、まるで主人と忠犬のような関係になっていった