俳句・短歌 短歌 自由律 2021.01.16 句集「愛のままで咲く」より三句 愛のままで咲く 【第25回】 馬場 美那子 “こぼれる愛 からめた指の すき間から” 十七音に込められた、愛と感謝の川柳句集 母へ、恋しい君へ、愛犬へ、かけがえのない日常へ。やさしく、時に激しい愛の詩。 5章からなる川柳句集を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 経誦めば寄り添う犬(フク)の愛らしさ 犬と暮らせば不安喜びごっちゃ混ぜ たった一回怒鳴ったことを後悔す
小説 『ゲルニカの上にひまわりを描く』 【第3回】 相原 久遠 15件の不審死の共通点は“ある薬の服用”だった――心臓の強い痛みを訴え、急死した妹。ネットで調べると、妹と同じ薬の服用で15人も… 【前回記事を読む】「君さ、売れる気ないだろ? 暗いんだよ。題材が」小説を書く友人に漏らした本音。僕はこの言葉をすぐに後悔した――「お疲れ様。どうせろくに食べてないんだろ? 旨い飯でも食べに行くか?」 榎本君の気遣いに触れ、僕は秘密を打ち明ける覚悟を決める。「ありがとう。……そうしたいけど、まだやることがあるんだ」なんでもないことのようにそう言ったが、榎本君は表情を暗くした。榎本君がノートPCを静…
小説 『ブルー、ヘヴンリー・ブルー』 【新連載】 蓬莱 ゆふき アフリカ民族の寿命は短い。生まれても体が小さく、栄養失調で死ぬ子どもは3割以上。コレラやHIVも蔓延し、平均寿命は30代後半だ この物語の舞台となるジンバブエ共和国は、アフリカの南部に位置する小国である。東西南北をボツワナ、モザンビーク、ナミビア、ザンビア、南アフリカに囲まれ、人口は一四〇〇万人の独立国であるが、独立以前はイギリス領南ローデシアだった。高原地帯の涼冷な気候は農業に適していて、アフリカの穀物庫とも呼ばれた一方で、金、プラチナ、クロム等の鉱物資源も豊富で、ヨーロッパではこの国のことを「アフリカの真珠」と呼んで…