酷暑とモンスーン~窒息しそうなスモッグ
世界中で一番スモッグが酷いのはメキシコといわれているが、インドのスモッグが二番目だろうか。
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特にデリーのスモッグは最悪。冬場にはスモッグが滞留し、市内の視界が数メートルになってしまう。インドの飛行場は有視界離着陸のため、飛行機の運行が大幅に狂わされる。冬場デリーに出張しようとすると、フライトの遅延は当然で、時には着陸できずムンバイや近郊の都市に降ろされる事態になる。
ムンバイやチェンナイは海岸に近いためスモッグは風に飛ばされ滞留しないが、デリー、コルカタは内陸になるため、厚いスモッグに覆われる。スモッグは主に排ガスだが、それ以外に牛糞の煙もある。
コルカタで冬場道路に立っていると5分もしないうちに息苦しくなってくる。市内のバスにはエアコンはないし、タクシーでもエアコン付はほとんどない。