3D-SSP(スリーディエスエスピー)とはどんな検査?
ミシガン大学(現シアトルワシントン大学)の蓑島聡先生が、90年代初頭より統計学的画像解析法を開発し、世界で始めて学術雑誌「ランセット」にアルツハイマー型認知症で後部帯状回の代謝低下がみられることを報告し、3D-SSP(3D-Stereotactic Surface Projections)(まだ統一した日本語の用語名なし)解析が確立しました。
3D-SSPはMRIとSPECTによる一種の合成画像のようなもので、SPECTの診断精度を上げるために開発された核医学検査であり、血流低下や増加を正常者から求めたデータベースと比較して、統計学的に評価する画像診断です。
次にアルツハイマー患者のSPECTと3D-SSP画像を示します。