俳句・短歌 短歌 自由律 2020.10.24 句集「曼珠沙華」より三句 句集 曼珠沙華 【第13回】 中津 篤明 「冬花火 亡び 行くもの 美しく」 儚く妖しくきらめく生と死、その刹那を自由律で詠う。 みずみずしさと退廃をあわせ持つ、自由律で生み出される188句。 86歳の著者が人生の集大成として編んだ渾身の俳句集を連載でお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 死因は 「リラ」 夕陽したたる すべり台 わが不在 ただ 一握の 冬の塩 姉泣かす 少年 裸足 葉月潮
ビジネス 『なぜ職場では理不尽なことが起こるのか?[注目連載ピックアップ]』 【第8回】 中山 てつや,中山 てつや 同期で「えい、やー!」と給料明細を見せ合うと、飛び抜けて多い人がいた。中身を見ると、「家族手当」が追加されており、その額は... 【前回の記事を読む】友人は「人事は見ているから」と言ったが、本社からの異動は、実質的には片道切符。めったなことでは本社に戻れない仕組みになっていた。 古き良き年功序列は根強い人事評価の仕組みを、自分のためだけに、ひとりで作り上げることはできません。評価制度は、入った会社にすでに存在しているもので、その枠の中で工夫を凝らしながら、上手に泳ぐ術すべを、身に着けていくことになります。世の中には、いろい…
小説 『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』 【第45回】 武 きき 父さんが倒れて、そのまま息を引き取った。母さんは、「私の手を煩わすことなく、行っちゃった。父さんらしいわ」と泣いていた 【前回の記事を読む】営業社員が次々と辞める原因は"取引先"だった! パワハラと強要の実態に副社長がとった行動は…車に乗った途端、課長と山中君が、やったー!と叫んでいる。びっくりした。「監査役、ありがとうございました。担当者と部長が驚いていましたね。おまけに、社長までいらっしゃっていましたね。驚きました。ああ~、気持ち良かったです。ありがとうございました」と山中君は一人で拍手している。よっぽど辛か…