VEの参加メンバーはアパレル関係、医療関係、印刷関係など経営者ばかりの勉強会で、あまりにも自分たちが知らないことばかりだったのでショックでした。

しかし参加メンバーからは経営に対する知識は全く素人なのに、会社の経営内容は売掛金も貸し倒れも無いし手形や小切手も無く利益もしっかり取れ経費も抑えられていてとても優良だと驚かれました。

私はその時に勘に頼った商売の店主からこれからはもっと知識を身に付け企業として成長させなければと強く決意しました。

それで一年間のVEが終わった後、小出さんに今度は毎月高知に来て会社を直接指導してもらえませんかと依頼しました。小出さんはしばらく考えた後でやりましょうと引き受けてくれました。

後で引き受けてくれた時のことを聞いてみたら「ただがむしゃらにやってきた森下さんが、経営者としてどこまで伸びていくのか成長の可能性に自分の知識と経験を賭けてみたかった」と言われました。

それまではなかった毎日の日報も出すようになり、月次決算も行い毎月の営業会議もスタートさせました。今では考えられませんがそれまではお店の開店は時間通りにオープンしないこともあったり、出社時間も適当で大事な会議の前の晩に酒を飲みすぎ二日酔いで遅刻するなど私を筆頭として当たり前でした。

これは経営者以前に社会人として三流だと叱られ、時間管理や生活態度に甘かった私の反映だったと深く反省したものです。毎月始めた地域ごとの店舗のBIC(Be Integrity Communication)ミーティングに私と小出さんとで行っていたのも懐かしい思い出です。

高知ばかりでなく岡山、松山、高松など車で行けるところは私の運転する車の中でいつも一緒に経営の話をしながら行きました。

試し読み連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。

 

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