【前回の記事を読む】飲み会で朝まで騒ぎ、昼過ぎに携帯を見ると知らない番号から何件もの着信。折り返した相手は「頼っていいよ」と伝えた不登校の教え子で…

はじめに

そもそもフリースクールとは、不登校支援とは、教育とは

不登校支援というのは生きていくことを教えることだと思っています。

大半の人が当たり前のように、悩みもせずに卒業していく学校に「行くことをやめる」もちろん行くのをやめること自体は全然構わない。

不登校自体は子どもに与えられた権利だと思っています。しかし、学校に行かないことで生きにくくなるとしたらそれは別の問題です。

本来嫌なことから逃げられたらホッと胸をなでおろし、安心できてうれしいはずなのに、不登校は違います。学校に行かないという選択をしても、なぜか気持ちは晴れないのです。

嫌なことをしないということは、いいことをするのとは違うのです。

私は子どもたちには不登校という過去を「嫌なことから逃げた経験」にしてほしくないと思っています。そのためにフリースクールはあります。

好きなことを見つけるため、やりたいことを見つけるため、好きなことをする力を持ち、やりたいことを継続する方法を学び生きていくことを教える。それが不登校支援です。

子どもに見せなければならないもの、伝えなければいけないこと、習得させたいものはたくさんあります。丸腰のまま社会に出るのではなく、「自分はできる」という盲目的な感覚を持って社会に出て生きていってほしいと思います。

子どものうちは死ななければそれでいいのです。しかし一方で、思った以上にすぐに大人になるのも子どもというものです。

大人になった時に課せられる義務は、大人になるころには果たせるようにしておかなければなりません。

大人は子どもに対して、この先この子がどのように社会にかかわっていくのかを見据えながら、子どもに教育を受けさせる義務を負っています。それが義務教育の期間だと考えています。