俳句・短歌 四季 歌集 2020.10.19 歌集「旅のしらべ・四季を詠う」より三首 歌集 旅のしらべ 四季を詠う 【第23回】 松下 正樹 季節に誘われ土地を巡る尊きいのちを三十一字に込める 最北の地で懸命に生きるウトウ、渚を目指していっせいに駆ける子亀……曇りなき目で見つめたいのちの輝きを綴る短歌集を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 若竹の葉末をゆすり吹く風の 涼しき夏のまためぐりくる 立ちまじる竹の林に若竹の 青くつやめく幹まぎれなし 改行2行取り 若竹の節ぶしの間の内側は 筒のやうにてきよらかなり
小説 『哀瞳のレムリア[注目連載ピックアップ]』 【最終回】 岩下 光由記 パラオの国旗は、なぜ日の丸に似ているのか? 丸を“わざと”中心からずらした理由とは。現地で聞いた「日本への想い」に言葉を失った―― 【前回の記事を読む】スポーツに熱くなれることは、平和の証だ。頬を日の丸に塗り、国旗を振って〝ニッポン、ニッポン〟と叫ぶ若者たち…彼らを見て涙するのは……「わたしたちの身近な祖先たちはいつも言っていた。日本統治時代だけは幸せだった、日本の皆さんとやった運動会、パン食い競争は楽しかった、最高の思い出だったとね。やがて日本がアメリカと戦争を始めた。このパラオにもアメリカ軍が迫ってくることになったとき、…
小説 『大人の恋愛ピックアップ』 【第191回】 順菜 「ね、不倫じゃないよねえ?」31歳でエリートの旦那と結婚した親友から考えてもみなかったことを言われた 【前回記事を読む】安物で囲まれた我が家に帰り、家事をしていたら夢から覚めたような気もした。しかし夢ではない証に、携帯を手放せなかった「紫!」待ち合わせのカフェに先に来ていた友人は、快活に手を振った。大学時代から続いている唯一の親友だ。「絵美子、お待たせ」席に着き、注文を済ませると早速バッグからお土産を取り出した。「これ、仙台土産よ」絵美子はじっと紫を見つめながら受け取った。「楽しかったみたいね?…