【前回の記事を読む】身近に応援や手助けしたくなる人はいませんか? 彼らの特徴は、「行動する時」・「行動した後」に違いがあって……
第1部 正しい心の磨き方 ――理論編――
第4章 心の世界の法則と秩序
05 思いの力はほどほどに、自分の都合は少ないことが理想的である
よく言われる真理に「人事を尽くして天命を待つ」がありますが、このひと言をどのレベルまで理解しているか考えてみて下さい。さらに、できるだけ深い本心を感じてみて下さい。
本当に優れた人ほど発想の中に守りの意識が少なく失敗の価値を知り尽くしているのです。だからこそ思考の壁も少なく、大きく考え自由に動ける。その結果として、訪れる幸運こそが本物というわけです。逆に守りの意識が高い人ほど動きは悪くて、特徴としては簡単に裏切りやすいのです。
思いの力というのは確かにあります。植物が種子を広くばらまくために風や虫などを上手く利用できるようにするのもそうですし、水中の生物が陸に上がりたいと進化していったのもそうなのです。そして、強く思えば願いが速く叶う可能性が高まるのも事実です。
このように、現実には思いの強さによって導かれる幸運がほとんどなのですが、半面、その思いの強さのぶんだけさまざまな自分の都合という不運の種が強めに入り込んでしまう。
上手くいけばいくほど思考パターンを変えられなくなり、時間とともにマイナスのエネルギーが増えてしまい、上手くやるためにはという発想に囚われ続けて、いずれ裏目に回ってしまうのです。
上手くやりたい、守りたい、愛されたいという思いも、結果を自分の都合に合わせたいという、現実を操作するようなエネルギーを含んでしまい、それが蓄積した分だけ、裏目に回ってしまいます。これは心の世界の法則と秩序、つまりは完璧な愛と肯定以外のすべての思いに一貫し、大きな軸となるものです。