世界初の発電所デジタル全自動運転ソフトウエアシステム(COPOS)、デジタルコックピット(PODIA)を開発――殿堂入り

(COPOS:Computerized Optimum Plant Operation System)
(PODIA:Plant Operation by Displayed Information and Automation)

先行した東京電力や東北電力、中部電力などの、コンピューターによる火力発電所のタービン/発電機やボイラーなどの主要機器の自動運転の実績が出て、各電力会社もこぞって自動化の取組をはじめ、各プラント毎にソフトウエアを開発し、現地の調整まで終えるのに、何十人、何百人というエンジニアが、夜を日に継いで、想像を絶する人力への負担になった。

この難局を打開する為に、思い切った次のようなソフトウエアの開発・制作・現地調整の革命に挑んだ。

●人がソフトウエアを作らない

1968年から2年余りかけて、東京電力と東芝は、横須賀火力発電所7号機を想定して、コンピューターによる発電所の全自動化の共同開発を行ったが、実用化には至らなかった。

しかし、このとき東京電力の天才技術者の辛島氏が、「表形式」で運転操作の手順を描くという、世界で画期的な考え方を開発された。

私たち東芝の若い技術者チームは、1974年、東京電力袖ケ浦火力発電所1号機で、この「表」のデータと、それを解読し動作に結び付けるアルゴリズムソフトを分離して、アルゴリズムを標準化してどのプラントでも共通に使い、データーだけプラント毎に作るという考え方を、入社から間がない箕浦氏が発想し、経験豊かな木暮氏リーダの若手技術者チームで実証した。


(注1)H.Kawahara,H.Matsuda,Y.Kogure,”Experiences with thermal power plant computer startup inJapan”1969 IEEE Summer Power Meeting,paper No.69CP732-PWR

(注2)Y.Kogure,N.Takeda,H.Kawahara,“Experiences with Computer Control of Supercritical Thermal Power Plant”,Joint IEEE/ASME Power Generation Conference,Boston,Mass.1972

(注3)M.Maeohmichi,K.Fujii,Y.Kogure,H.Kawahara,“Fossil Fired Power Plants Full Automation by Computer Control”IEEE PICA 1973)

 

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