俳句・短歌 歴史・地理 歌集 歴史 2020.10.14 歌集「風音」より三首 歌集 風音 【第11回】 松下 正樹 何気ない日常にある幸せを探しに。 優しい風を運ぶ短歌集を連載でお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 血の滲むやうな鰹を食ひたりて 唇なまぐさき五月はじめは 紫陽花は散らざり褪せてゆくやうに 人はすなほに生きて老ゆべし どくだみの十文字を描く白花の すがしさに惹かれわれは寄りゆく *どくだみ 四弁の白い花。
小説 『泥の中で咲け[文庫改訂版](注目連載ピックアップ)』 【第10回】 松谷 美善 マッチングアプリ相手の希望で、夜11時に集合…ワゴン車の後部座席で渡された紙コップを飲んでしまったところ、記憶がなくなり… 【前回記事を読む】ふと外を見ると、車からよろよろと歩く女性を男が家に引き入れ、得体の知れない液体を飲ませていた。退屈していた。とにかく毎日が退屈だった。夫は今度、いつ帰ってくるのだろう。盛りのついた猫のように、ただ異性を求め続けた。優し気な言葉、写真で見る限り華奢な男。この人なら大丈夫かな。直感でそう思った。すぐには会わない。それがあたしのやり方。毎日毎日、絶え間なくメールを交換して、毎晩毎晩、…
小説 『普通の男、浩狙われる!』 【最終回】 上山 照 漏らしてしまい、ズボンの前側に大きなシミができた…だが上着を脱いでズボンを隠し、そのままタクシーに乗り… 【前回の記事を読む】犯人の男は両手両足を拘束されているが、トイレに行きたくて泣いた。警官は我慢しろ!と怒鳴ったが、人権が何だと後で言われても困ると言い…余は、日本の警官は優しいから倒すのは簡単だ! C国の警官ならこうはいかない! 勝手に漏らしてろ!で終わるな!とニヤッと笑った。パトカーのサイレンが大きく近くに聞こえて来たのに気付き、警官からライターを探し取ると足の結束バンドを焼き切って外した。直…