新しい部屋の準備をしているとき、スタッフの一人が、何もなかった部屋を思い出して、「お部屋が段々レイコさんの部屋になっていくのよね」と言ったことがありました。そんなに沢山家具を買ってくるわけではありません。他の部屋に置いてある家具や小物を色に合わせて、見合うモノを交換したりして探して持ってきて並べて見るのです。
「あそこにテーブルがあったな。そうだ、あのカーペットが同じ色だわ。これと変えてみよう」と頭の中で、色探しをしているのです。その色の小物を見つけた時、同じ色の小物に合わせて置いていくのです。少しずつ統一感が生まれて、彼女の言うレイコさんらしい部屋と言われるのですね。きっと。私は、常に周囲の色合わせや、色探しを楽しんでいるのです。
過ぎた時間、何してきたかしら?
ふと気にすると、あれ? こんな年齢に! 気が付けば、周りが気を遣ってくれる年齢になっていることに私自身が驚きます。必死で日々を積み重ねてきただけなのに……。どこでこんな時間が過ぎていたのか?
まだ、「何も(やりたいことが)できていないのに……」と思います。今できることを必死で終えてきました。もしかしたら人の一生は、そんなものなのかもしれませんね。同じ時間が、それぞれの人の中で過ぎているのに、その密度は様々です。
私自身はどんな人生を過ごしてきたのかと、振り返る頃が来ていることに、不思議を感じています。人生のやり直しはないのです。やりたいことをやらなかった後悔が一番多いとこれも様々な本に書いてあります。
公立保育士という公僕から、自分発信をはじめて、無茶なことを沢山してきました。後悔のない過ごし方をしたいと思って、日々できること、今はじめたいことに集中しています。時間は戻らないということです。やり返し無しです。後戻り無しです。まず時間の無駄をできるだけ省くことを心がけています。
そして疲れ切った自分の取り戻し方を知っていること、いつも次に何をしようかと考えていること、今日できることは必死にこなすようにすること、やりたいことと、認めてもらえることは違います。今の私の知識の中で考えられる精一杯を常に考えていきます。そうするとその次が見えてきます。
認めてもらえることも増えて、そうして一歩ずつ進んできました。これから人生120年、どこまで進めるのか? やり続けて終わりたいですね。欲張れば、その先が見えてくるとやっぱり同じようなことが、自己啓発本に書いてあります。そんな人生に憧れています。
試し読み連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。
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