「確かに先輩のおっしゃるとおりでございます。私はスカウトされた喜びと、自家用車に乗せてもらえること、それに……」
「ガムとチョコレートか。これからいろいろ勉強ね」
京子さんはけたけた笑った。
こんなこともあった。その日は最悪で、京子さんは何とか仕事にあり付いたが、珠輝に仕事はなかった。珠輝の勤め先では比較的遅い時間に仕事が入るため、夕食は通常なら夜食に当たる時間だった。
朝食は八時に取り、午後の四時くらいに昼食だが、これが夕食のようなものだった。食事は常に一汁一菜だった。
その日、夜の食事を取ろうとして、京子さんに声をかけようとしたときだった。
「あんたたち、ご飯はあるけどおかずがないよ」
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仕事が少ないと家主はご飯を出してくれない…。その日は先輩がラーメンを奢ってくれて、私は涙を流した
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