主な登場人物

緒言

1913年(大正2年)銀山温泉の街が川の氾濫で根こそぎ奪い去られる。

1918年(大正7年)世界がスペイン風邪に襲われる。

1919年(大正8年)徳良湖の築堤が始まる。そして、時計の針が一周する。

2020年(令和2年)再び世界はその喉元を、得体の知れない影に押さえつけられる。COVID-19(新型コロナウイルス)。

その病の正体が何であったのか。

いかなる謀略の産物であったのか。

その「総括・検証」なるものの結末を知る由もない。

ただ、不条理の世界を生き抜いた、名もなき人々の息吹だけは書き記しておこうと思う。