彼らが懸命に取り組んできた学校の行事は、ことごとく中止や縮小を余儀なくされた。最後のホームルームで、大類はいつものように、黒板に「決断」の二文字を書いた。「いつも皆さんに伝えてきたこと。決断するということは何かを断つってことだ。過去や迷いを断つ。決めたら断つ」3年1組全員の「はい」という返事が、教室中に響いた。そして、大類は最後に二つの願いを生徒たちに伝えた。「一つは成人式での再会だ」大類は真剣…
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