青天の霹靂

紆余曲折あって、なんとか内定をもらったものの、なんと専門科目を一科目落として留年するはめになりました。授業も真面目に出て、論文試験にもちゃんと対応したのにどうして落第したのか不思議でしたが、同じ専門講師の授業を選択した多くの仲間も同様に単位を落として留年してしまっていたのです。

専門講師による学生いじめとしか思えませんでした。せっかく内定していた企業に連絡して、やむなく内定を辞退することになりました。

そうして、たかが一科目のためにまた学生生活を続けることとなり、生活費と学費のために新しいアルバイトを探しました。

そんな時ちょうど、兄の大学時代の友人で、私とも親しくしていただいた大手コンピュータメーカーに勤めている方から、某工場で季節限定のアルバイトを募集しているので働かないかというお話があり、紹介をお願いしました。

当時は大型コンピュータ全盛期で、そのメーカーも絶好調の業績で、工場の駐車場には社員のベンツやスポーツカーなど高級車が並んでいました。

会社が潤っていたから社員の給料もはるかに高く、年間八ヶ月分のボーナスを出していました。当然アルバイト代も高く、普通の企業より優遇されていたことが紹介を受けた理由でした。

当時、近所で家庭教師のアルバイトを二件していたので、今までの貧乏生活から急に豊かになりました。

一年間毎日、朝から晩まで工場でコンピュータ端末の組み立て作業をしました。

大学は前年の反省を活かして、卒業できた友人たちが受講した教授の授業を選択し、週一回夜学にちょっと通っただけです。

 

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