22日目 2024年10月10日(木)

●気温:26℃ ●天気:快晴 ●予定距離:25km ●参拝目標:38番 金剛福寺 ●宿泊予定:民宿青岬

昨夜の宿で数日ぶりに一緒になったジョーゼフ&ブレッドのカリフォルニア組(なぜかこの2人とは頻繁に遭遇する)と宿のお父さん、お母さんと写真を撮って出発。朝7時前の朝日の差し込む遍路道はちょっと幻想的だ。そろそろ高知県の長い海沿いの道も終わり。雄大な外海の景色も見納めと思い、つい写真を撮ってしまう。

‌38番札所のある《足摺岬》の標識が出てきた。ジョン万次郎でも有名な場所だ。7km‌ 前後で荷物の重さが効いてくるパターンは相変わらず。数回にわたり余分な荷物を自宅に送り減らしたが、食糧や水が毎日加わり、結局7kgはある状態。リュック自体をもっと軽いものにすれば良かったと毎日後悔している。

‌8km‌ で肩が痛くなり休憩せざるを得ない。その頃気温も上がってくる。「毎日このパターンか」とぼやく。昔のTVアニメ《タイムボカン》のボヤッキーというキャラクターを思い出す。実に本当にどうでもいいことが頭をよぎった。

すると、手作りで増設を重ねたであろう遍路小屋を発見。畳2畳分の部屋がいくつもあり、ソファや椅子が置いてある。秘密基地みたいで楽しい小屋だ。

四国の遍路道は山中の麓を歩いたり、小さな集落の中を歩いたりして面白い。遍路道は時々迷う。表示が不親切でアバウトだ。雑木林の木にピンクのボロボロの細いリボンや、名刺大の「へんろ道」札がくくられているのが目印だが、ないところもある。遍路用のアプリやGoogle先生を使ったり、地元の方に聞く(これが一番確実)ことで、必死に前に進む。

汗だくになってやっと足摺岬に到着。展望台からの眺めは息を呑むほどの美しさで言葉が出ない。坂本龍馬がこの海を見て夢を語る気持ちがよくわかった。「足摺岬、万歳!」とジョン万次郎の銅像に抱きつきたくなるほどの素晴らしさで、目と鼻の先に38番札所が見える。「やっと、辿り着いた!」

お寺を歩いて回ることがこんなに大変だとは知らなかった。お遍路をナメてかかっていたかもしれないと猛省している。

お参りを済ませ、御朱印をいただいてホッとすると、コーヒーが飲みたくなった。門前のお茶屋さんで冷たいアイスコーヒーを飲むと300円。あり得ない安さで目が点になった。

次回更新は7月13日(月)、18時の予定です。

 

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