多くの景観が、川の浸食やその他の自然の要因によって失われた。多くの新しい陸地が川の沈殿物の堆積や火山の噴火によって作られた。多くの肥沃地帯は、極地の氷の融解による海抜の上昇によって湿地や沼地と化した。多くの村落が、命を維持するのに十分な要求が満たされなくなったため地上からゆっくりと消えていった。

内的には、我々は今生きているこの一瞬一瞬にアラー/神の恩恵を受けている。アラー/神は、地球上の生命を維持するために雨と風を送っている。曰く、“では、汝らが飲む水について言ってみなさい。汝らが雨を降らせたのか。それとも我々が雨を降らせたのか。我々は雨を塩辛くも出来るのだ。なぜ汝らはアラーに感謝しないのか(Qur’an.ch.56:ver.68-70)”。

さらに曰く、“よい知らせとして神は風を送る。それは御印の一つである。これは汝らに神の慈愛(雨)を味わわせるためである。そして船は神の恵みによって帆に風を受け進むことが出来るのだ。それ故に汝らは神に感謝するであろう(Qur’an.ch.30:ver.46)”。

アラー/神の力の目に見えないわずかの例であるが、我々は母なる自然に対し完全に無力であることを知ることが出来る。しかし、いまだに我々には力があると誤解している。万物の中には何も存在しないという真実が力そのものである。力は、最終的に神から授かった現象だからである。

それは如何なる些細な出来事もアラー/神の目の中にある自然界における生あるものから生なきものまで全てに遠大な構想をもって授けられたものである。曰く、“おお、アラーよ! 全権の主よ。あなたは欲する者へ力を与え、欲する者から力を奪う;あなたは欲する者へ名誉を与え、欲する者から名誉を貶める。あらゆる善はあなたの手の中にある。確かにあなたは、万事を支配する力を持っている。

夜を昼に組み入れ、昼を夜に組み入れることが出来る;死人を生き返らせることが出来る、また生から死へ追いやることも出来る。そしてあなたは損得なしに、欲する者へはいつまでも恵みを与え続ける(Qur’an.ch.3:ver.26-27)”。

このような観点から、以下のような敬虔な結論付けが出来よう。全宇宙は、統制された力の源に完全に依存している、そしてこの宇宙に存在する万物は、力、即ち―“全能の神/アラー/神”の慈悲の許にある―唯一の力溢れるお方よ。

試し読み連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。

 

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