これは、マンションブームの初期にお上(旧建設省)のありがたい思し召し、いわゆる理事の職責や苦労を区分所有者が平等に味わえば管理組合は正常に運営されるというものですが、果たして輪番制理事制度で成功した管理組合はあるのでしょうか。少なくとも私は見た事がありません。

それよりも、問題の先送りや管理会社任せにする弊害の方が大きいと思います。

今日のマンション管理はマンションの構造・設備の複雑化、区分所有者の所有目的や使用目的の違い等、公団型マンションが誕生した頃と大きく異なっている筈です。

そんなマンションを管理運営する管理組合の役員が素人では如何ともし難いと日々マンション管理に携わっている私は感じます。

結論を言いますと、管理組合の役員に経営(マネジメント)能力は必要です。

理事、取分け理事長に経営知識が無ければ管理組合の荒廃化が進みます。

それでは、理事や理事長の経営能力とは何か? それはマンションの将来目標を設定し、その達成計画(P)を立て、実行(D)する事です。

しかし計画通りに進まない事もあるので修正(C)し、再計画(A)を立てる事、それがPDCA(マネジメントサイクル)です。

私がマンション管理士試験に合格したのが2001年、翌年4月19日に登録していますから、実に20年以上、管理士業に携わってきました。

現場で鍛えられ、切磋琢磨して今日の私がある訳ですが、それでもまだまだマンション・マネジメント(管理)を極めたとは言えません。

まして今日ではPDCAがDCPAへ変質してきています。

(註)今日では、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)のセオリーが崩れ、先ず実行(D)し、それを検証(C)した上で計画(P)を建て改善(A)しないと今日の経済社会に対応できないサイクルを表しています。

 

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