職員に「社会福祉協議会(社協)に行けば相談に乗ってもらえるかもしれません」と言われ、梅田近くの社協を訪ねた。
そこでは脳梗塞患者を対象に週一回の「リハビリ」をしているという。一ヶ月通ったが集団でのゲームと体操で母も私も不満だった。母の状態に合った効果的リハビリを私は求めているのだ。リハビリは時間との競争でもある。発症後、年数がたてば効果が薄れるという予備知識があるから必死だった。
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脳梗塞による右半身麻痺で入院してから半年間の精力的なリハビリの結果、杖なしでの一人歩行ができるまでに回復した。介護を始めてからの写真やビデオの記録を見て、いまさらながら驚いた。
日ごとに母の状態が良くなっていく姿は感動的でもあり、自分ながらよくやったという思いもある。半年後にはほぼ完治といえるほどまでに回復した。
母は脳梗塞で倒れる前と同じ生活に戻れたのだった。一人での整骨院通いと買い物。午前八時過ぎに家を出て帰宅が十一時頃。もちろん、身支度も一人でできる。
玄関の出入りも、エレベーターの乗り降りも繰り返し練習した。母が通る道路の安全も確認した。そうした上で一人でシルバーカーを押しての日課に踏み切ったのだった。
私は介護から解放され、自由の身になった。朝から夕刻まで長時間留守にしてもいい状況だった。介護職を目指して講習にも通い、ヘルパー二級の資格も得た。