神が愛する対象を必要としたように、宇宙創造のモチーフが2(対)であったことは、大小のレベルでこの2(対)による創造が行われていることで分かります。

物質には反物質が創られ、物質宇宙に対しては反物質宇宙が創られました。

人間や動植物の大半が、男女・雌雄で1対になるように創られています。人間の身体は眉目鼻孔耳胸腕足と2つずつありますし、内臓すら多くが2つずつあります。

片方が駄目になった時の予備とか対称形の方が美しいとかの理由もあるかも知れませんが、重要なのは1では不安定ですが2(対)になれば安定化するという神の内実に由来するものだと考えられるのです。

さらに2になると再び1を志向する不思議な相反的力が働く事実があり、実にこの世は2と1の間を往還する矛盾が根底にあって、その矛盾が成長のエネルギーを生んでいる世界なのです。

人間の身体では口と外性器と肛門が1つで神と同じ状態ですから、それぞれ愛する対象を必要とするのです。

1は「愛する対象」が必要な不安定性を本質とするため安定性を求める欲求が働くのです。安定な2(対)を基本としつつも意欲、性欲、向上心などを維持するには1が必要ですので、2と1を組み合わせて創られているわけです。とても興味深いことです。

神は2(対)が存在の基本であること、物質も宇宙も全てこの2(対)の原則により創られていること、遥か未来には第二の神他が誕生すべきことを人間をはじめとする動植物の創造により既に象徴的・暗示的に示していたのですが、2(対)で存在したり愛し合うことがあまりにも当然のことと受け取られて、誰もその深い意味に気付かなかったのです。

 

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