15日目 2024年10月3日(木)

●気温:30℃ ●天気:雨 ●予定距離:27km ●参拝目標:29番 国分寺、30番 善楽寺、31番 竹林寺、32番 禅師峰寺、33番 雪蹊寺 ●宿泊予定:民宿高知屋

今日は5つの寺を回り、33番雪蹊寺の門前で宿泊予定。お寺が混んでいて忙しい日だが、朝から雨。レインウェアは暑く蒸れるが、今日は着ていくことにした。

昨夜、想定内ではあったが事件発生。相棒の敦美ちゃんがついに足を痛め、その足はパンパンに腫れている。彼女が足の痛みを訴え始めたのは2日前から。昨夜は素人の私が見ても、かなりまずい腫れ具合だった。私も負傷はしたが、だましだまし行ける状態。敦美ちゃんのは違う感じがする。

高知市内で医者に見せた方がいいと提案すると、本人も32番まで打ったら高知市内に戻り、医者に行くことにしたと言う。そうなると問題児のジュリオは私が預かることになると覚悟したが、彼は「俺は敦美と行動を共にする! 1人では回れない!」とママと一緒に行く! と幼児のようにダダをこねる。

「あんたはどこも悪くないんだから美香と一緒に先に行け!」と敦美ちゃんが言っても聞かない。60過ぎの大人の男とは思えないほどわがままで気持ち悪い。最低限の常識も持ち合わせていないのかと呆れる。

敦美ちゃんはホスピタリティに溢れ「もういいわ、付いてきたいって言ってるし、一緒に連れてく」と言うが、私は「そんな状態で人の世話なんてできないでしょう! 今は自分の身体のことだけ考えなさいよ! あいつもあいつだけど、あんたも馬鹿なの?! 私が同行すれば、宿もとるし、心配ないじゃん!」と反論。彼女も頑固でアレコレ説得してみたが聞く耳を持たない。

ちょっと、アホらしくなってきて、「勝手にしろ」と思い、ジュリオの心配はしてやらないことにした。敦美ちゃんも私も日常ではないところに持ってきて、かなり体力もギリギリなので、余裕がないのだ。つまらないことで、喧嘩してもしょうがないので、結局敦美ちゃんのプランを採用し、32番まで打ったら2人とは別れ、私は先へ進むことに決まった。

激しい雨の中、タクシーで29番~32番札所まで回り、高知市内に戻る敦美ちゃんとジュリオに別れを告げた。ここからは本当の一人遍路の旅だ。体力と精神力と戦いながら、真の意味での一人旅が始まる。

1人で33番札所に着き、ゆっくりお参りを済ませた。境内の東屋で敦美ちゃんの足の診断結果を心配しながらおにぎりを食べていると、カリフォルニアから来たという2人組が現れた。

手水で手を清めないまま大師堂からお参りしようとしていたので声をかけ、手順を教えてあげた。これまで全部間違っていたと恐縮する彼らに「次からやってみたらいいよ。寺は88もあるんだから」と伝えると、「次からは気をつける!」とハイテンションで去っていった。

 

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過酷すぎるお遍路旅、16日目。普段はほとんど入らないのに魅惑的に見えて…菅笠を被ったまま入ってみた。

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