【前回の記事を読む】野菜を5皿以上食べる人は、3皿以下しか食べない人に比べて、あるリスクが明確に下がる。それは…

1 健康第一

2 健康を維持する食事

野菜を毎日食べよう

また、野菜に含まれる食物繊維は、腸内細菌のエサとして必要であり、体調の維持に欠かせない。

食物繊維を十分量摂ると、大腸壁を刺激してお通じを促進すると同時に、善玉腸内細菌を増やし、その代謝産物である短鎖脂肪酸が抗炎症作用のある免疫細胞の増殖を促すことで、大腸がんを抑制することが分かっている。

さらに、日本では、野菜と海産物からミネラル分を摂る習慣があるので、野菜を摂らなくなると、ミネラル分が不足する。

欧米では、ミネラルをチーズなどの乳製品で補っている。ミネラル分のうち、特に、亜鉛、マグネシウム、カルシウムが重要である。

野菜不足を補うつもりで、市販の野菜ジュースや青汁を摂ることは、止めた方がよい。

市販の野菜ジュースや青汁は、流通時の腐敗を防ぐため、その製造過程に強く加熱する操作が含まれており、滅菌処理(高温、長時間の加熱処理)により、野菜に含まれる抗酸化成分や活性型葉酸は酸化分解され、市販の野菜ジュースや青汁には、元々野菜に含まれていた抗酸化成分や活性型葉酸の含有量が大幅に低下している。

さらに市販の野菜ジュースは、食物繊維は除かれており、また味を調えるために、大量の糖類(炭水化物を添加と表示されている)が加えられていることも、健康を害する原因になる。老化は、過剰な糖による糖化、活性酸素による酸化、そしてビタミン不足により、その進行が速められる。市販の野菜ジュースや青汁は野菜の代わりにならないことを知っていてほしい。

なお、抹茶は比較的低温で製造されるから、抗酸化成分や活性型葉酸はほとんど酸化されず、元の茶の含量が保たれている。市販の野菜ジュースではなく、家庭で作る野菜ジュースは、加熱していないので抗酸化成分や活性型葉酸は豊富に含まれている。

また、温野菜や鍋ものなどに入れる野菜も、加熱時間が短いので、抗酸化成分や活性型葉酸はあまり分解されない。