薬を飲む。水で流す。

以前より錠数は少ない。

ゼロではない。だが誇らしい減り方だ。

電気を消す前に、カレンダーを見る。丸がたくさんついている。

通院。検査。安定日。調整日。イベント日。

全部、生存の印だ。

最後に一行だけ書き足した。

【生還ではなく、継続】

それがこの物語の正確なタイトルだと思った。

読んでいただいたあなたへ。

貴方は、健康だろうか。自分のように何か抱えているのだろうか。

心に、体に、将来に、過去に。人に言えなくても、健康じゃない場所がある。

人は自分だけじゃ耐えられない。

人、環境、国、宗教、何でも使って立ち上がってみてほしい。

景色が変わってから判断してほしい。

決して変わらないもの、変えられないもの、変えられなくなったもの、変えられるようになったもの。たくさんあるはずだ。

自分の人生だ。ゲームオーバーになるまで楽しめるように使えるものはどんどん使って人生を自分のために満喫してほしい。

いつか、あなたという人生が終わった時、あなたの口から私にあなたという物語を聞けることを楽しみにしている。

どうか、読者が私と同じく自分のために生きて、自分が一番満足できる人生であることを願って今回は筆をおく。

次回作は、会ったときにでも話すとするよ。

其れまで続きを楽しみに充実した人生を!

本連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。

 

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