【前回の記事を読む】内戦中の国ではなく、その隣国で爆撃が繰り返された理由とは。対立する2つのゲリラ部隊が、隣国を“足がかり”として利用し…

第一章 恒久平和──背景と仮説

背景と仮説

我々は留まり、選挙は国中が平和で静かな雰囲気の中で行われた。

選挙の2日後、荷造りをして午前9時の定期便でロンドンに戻った。その日の午後、ルサカは爆撃された。

事例から確たる根拠へ

現地に滞在した我々には衝撃的な結果だった。しかし、そんな話を社会科学者にしようものなら薄笑いを返され、単なる体験談として丁重に受け流されることを覚悟しなければならない。

体験談とは物語であり、ジョークと捉えられることもしばしばだ。科学者から真剣に扱われることはない。研究者は客観的な証拠、再現性、統計的有意性を求める。

まさにそのような研究データは、ザンビアの出来事の後、20年以上にわたって研究者たちに提示されることになった。

基本的な考えは単純で、池に投げ込んだ小石の水飛沫からさざ波が広がるように、一箇所に集まった瞑想者のグループから秩序ある波が外に向けて放たれるというものだ。

このような経験豊かな瞑想者の集まりはスーパーレイディエンス・グループと呼ばれてきた。

名前の由来は光物性の超放射効果、つまり、光の束の中に僅かな割合で存在する位相の揃った光子が他のすべての光子に影響を与え、強力な干渉性のある流れ、いわゆるレーザー光になる現象だ。

位相が一致した少数の光子が光線全体の位相を揃えるように、少数の人がグループ瞑想で精神的な位相を揃えるとそれが社会に広がるということが研究で示されている。

このスーパーレイディエンス・グループが生み出す、社会全体に有益な効果は(ドップラー効果やマイスナー効果といった科学の慣例に倣(なら)って)マハリシ効果と呼ばれている。

名前の由来となったマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーは意識の科学者で、この効果を最初に予見し、それを可能にする瞑想法をもたらした人物だ。