【前回の記事を読む】老人ホームで朝食のアナウンスが流れてから、さらに1時間ベッドの中で過ごす。悠々快適な生活を送るためには…

第Ⅰ部

第2章 元気な入居者の暮らしぶり

1 ダイニングルームでの食事

当日のキャンセルはできない

なお、当日の変更はできません。その日のキャンセルは無しで、食べなくても、食事代は取られます。その人の料理は既に準備されているか、できあがっているかなので食事代を取られるのは当然とも言えます。

私たちが2人揃って6時半頃に夕食にいっていた頃のことです。夫が午後に受診したとき、予想外に時間がかかって、夕食の時間に帰ってこられないことがありました。私は仕方なく1人で済ませました。夫の食事についてホール係に聞くと「7時までは待ちます」と言って少し譲歩してもらえました。

7時にダイニングルームを閉めるには、少なくとも終了15分前までには入室していなければいけないのです。幸い、夫は8分前に戻ってこられましたので、大急ぎで流し込み、何とか食事にありつけました!

衛生管理が徹底している

実は、夫の例のように、病院受診に意外に時間がかかって、食事時間に間に合うように帰ってこられなかった人は多いのです。最近、昼食のみ、「病院受診による食事時間の延長制度」ができ、1時間は待ってくれるようになりました。夕食にはその制度はありません。ダイニングルームを7時に閉めなければならないからでしょう。

いっそのこと、食事時間内に食べられなかった食事を居室に持ち帰れるようにしてくれればよいのにと思いますが、それはできないことになっています。融通が利かないのだなと初めは思っていましたが、その理由がその後わかりました。

仏壇にお供えするごはんをダイニングルームが無料で提供していたのですが、衛生管理上問題があるという理由で、保健所より禁止するようにとの指導があったということです。ダイニングルームで摂れなかった食事を居室に持ち帰れないのは、衛生管理上認められないことだったのです。