【コラム】すべては関係の中で動いている
子どもが何かに困っているとき、私たちはつい「この子の問題」として捉えがちです。
しかし、実際にはそこには家庭の雰囲気、親の関わり方、学校での経験、友人関係、社会の価値観など、さまざまな要因が関係しています。
子どもの発達や行動は、つねに関係の中で動いている現象なのです。
私はこのような見方を、仏教で言う「因縁」という考え方に重ねて捉えています。因縁とは、ある現象が単一の原因から起こるのではなく、いくつもの要因と条件が重なって生じるという考え方です。
たとえば、ある子が教室でかんしゃくを起こしたとします。
その行動の背景には、疲労、感覚過敏、周囲の期待、先生の言葉のトーン、直前の出来事など、複数の〝因〟と〝縁〟が関係しているかもしれません。
だからこそ私たちは、「何がこの行動を引き起こしたのか」ではなく、「どのような関係の中でこの行動が生じているのか」という視点で見ることが大切になります。
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