【前回の記事を読む】実父の急死と進学しろという圧で統合失調症を発症。母親の反対を押し切って入院した神経科での生活は…

第三章 学生時代

キャンパスライフとバイト

池袋署に着くと刑事課で取り調べが始まった。

まだ19歳の少年であると判明すると身元引受人がいると言う。

ポケットの中の物を出せと言う。タバコをみつけると少年の癖にタバコを吸うとは何だ、と説教、留置場に一晩留められる事になった。

留置場はお巡りが全体を見渡す所に座り、放射線状に各房がある。少年房が満員だったので一般房に入れられた。

入ると一番偉そうな奴が「何をやった?」と聞くので「キャッチ」と答えると、「何だ客引きか、そんなの一晩で出れる」と言ってくれた。

一番トイレに近い所に寝かされた。飯は全部食えと言い、割と親切だった。

一日一本たばこをすわせてくれるのだが、先輩が取り上げ自分ですってしまった。

「愛に恋」のマネジャーが身元引受人として来てくれた。日給をくれ、コーヒーをおごってくれた。

アサオは警察に懲り、翌日から「愛に恋」には行かなかった。