X線、CT、PETスキャンでは低容量の放射線に曝露されます。すべて実施すると約10mSvという量になり、普通に生活をして1年間に自然界から受ける2・4mSvよりも多くなります。
しかし、我々は自然界以外にも常に被曝しており、例えば飛行機でヨーロッパまで往復すると0・2mSv被曝しますし、食物による内部被曝なども挙げられます。ただ、低用量の放射線は生物に有益な影響を与えるとするホルミーシス現象が報告されており、適度な放射線曝露が健康に良い効果をもたらすことが示唆されています(後述)。
もちろん、エビデンスレベルが低いため、意図的な被曝は推奨されていませんが、低量の被曝を過度に心配することはないという根拠にはなるかもしれません。
放射線を被曝しない検査には、MRI以外に超音波検査があります。超音波検査だけで確実に病変を見つけることは難しいかもしれませんが、肝臓や腎臓などの体表面に近い充実性(中身が詰まっている)臓器の健診に有用です。
CTやMRIと違って、リアルタイムで観察ができるため、臓器や、臓器内の病変が超音波検査による圧迫や角度による変化をする様子が観察できます。また、大きな血管内の血流を測定することも可能であり、血管病変の検出に役立ちます。超音波は安全性が高く、精密健診には欠かせない検査と言えます。
一部の検査は負担に感じられるかもしれませんが、保険診療では最低限の検査を心がける一方、精密健診は自費のため、特に制限を設ける必要はありません。健康への投資として、リスクヘッジ(損失回避)も重要です。
検査の感度(病気が見つかる可能性)と特異度(見つかった病変を正しく診断する確率)は、最先端の医療機器を使用しても100%にはなりません。そのため、多少冗長であっても、多方面からの検査を行うことでリスク(見落とし)を回避できます。
例えば、PETスキャンは代謝を、遺伝子検査はDNAを、CTやMRIは形状を、超音波は形状と動きをそれぞれの観点から調べることで、診断の確実性が高まります。寿命を延ばすための投資として、これらを組み合わせた多方面からの検査が有効です。
パート2「寿命を延ばすスタート地点診断」の重要ポイントまとめ
1.まずは自分の体の「現在地」を把握することから始める
2.検査の感度(病気が見つかる可能性)と特異度(見つかった病変を正しく診断する確率)は、最先端の医療機器を使用しても100%にはなりません
3.自費診療であれば、病気の見落としを極力無くすために複数の検査を組み合わせて実施できます
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