【前回の記事を読む】男のくせに女に買われるやらしい仕事…ホテルの部屋が空くのを待ちながら、客の手に触れ、「学校の先生ってネイルいいんだ?」
『二度目ましてのみつきさん』【セラピストK】
一度目はクリスマスの居酒屋デート。
そこからメッセージのやりとりをして、今年の女風初仕事は〝みつきさん〟となった。
彼女が選んだのは、僕が入ったことのないホテルだった。とてもきれいそうなホテル。値段も高そう。
無事にみつきさんと入り口で合流した。会うのは二度目とはいえ、今回はホテル。みつきさんは緊張されているご様子。そして、駐車場にはたくさんの車があった。
〝やばい、年始だから部屋が空いていないかもしれない〟
フロントへ行くと、やはり満室だった。
すぐに電話を取り、ウェイティングの時間を確かめた。
30分くらいだと言われた。
それくらいなら、なんとか会話で繋ぎ止められそうだと判断し、彼女に相談すると、一緒に待とうということになった。
彼女はあまりラブホテルに慣れていないらしく、ホテルでのウェイティングは初めてだと言う。二人で狭い個室に入り、彼女のきれいなネイルの話をしながら手を触れているとすぐに入室の案内が来た。
〝さあ、始まりだ〟
彼女と手を繋いで部屋へエスコートした。
部屋へ入るとやはりとてもきれいなホテルだった。ただ、ミラーという名前の付いた部屋だったこともあり、ベッドの横にはこれでもかという大きな鏡が壁一面にあった。
ミラー越しに自分たちの行為を見ながら行うセックスは恋人たちからするととても刺激的なものである。もともとラブホテルには大きな鏡がつけられていることが多い。この刺激を煽るためだと思う。ただ、この部屋の鏡はもろに壁一面、羞恥心どころか、全てを映してしまうほどの大きさだった。
みつきさんは、
「この鏡恥ずかしいからやだなー」
と言った。
〝そりゃそうだ〟
刺激を求める恋人や夫婦ならまだしも、会うだけでドキドキするセラピストとの初行為にこれ以上の刺激は必要ないだろう。鏡を確かめるとブラインドがついていて、その鏡は隠すことができた。よかった。
そして、部屋の装備を確認した後、彼女をソファに座らせ、改めて自己紹介をしようとしたが、みつきさんは恥ずかしそうに僕の挨拶を遮った。
みつきさんの隣に座ると、手に触れながら、ゆっくりと会話を始めた。
どんなことが好きなのかを少し聞こう――のはずが、話が弾んでしまった。ご予約は3時間。ウェイティングの時間もあり、お客様との残された時間がどんどん少なくなっていく。
「そろそろシャワーしようか」と誘ってみると、みつきさんは恥ずかしそうにしながらも受け入れてくれた。
お互いに服を脱ぎ、シャワー。ボディソープを少し手で泡立ててからみつきさんの背中から触れていく。腕へ、そして腰から胸へ。さらに臀部から足へ。
デリケートゾーンは僕が持ってきた専用のものを使う。
壁に手をついてもらい、みつきさんの股へと手を滑らす。優しく優しく。
彼女から吐息が溢れた。
後ろから背中をソフトタッチしながら、胸へと戻る。とても色気のある声が聞こえてきた。
シャワーを終えて湯船に浸かる。
僕は暑がりだから深くは入らないけれど、女性の体はほどよく温まっていると感度が増す。そのためにも湯船に浸かっていただくことは大切だと思っている。
湯船の中でお客様を後ろから抱きしめながら話す時間も僕は大好き。ここで、お客様との距離が一気に近づく。自然にお客様の緊張がほぐれていくのを感じる。