【前回記事を読む】【子どもと読める聖書】すべてを滅ぼす洪水から守るために動物たちを箱舟に乗せたのに、最後には…

【ノアとの出会い】

その動物(どうぶつ)を燃(も)やした時に出る煙(けむり)が天に昇(のぼ)っていった時、神(かみ)さまの心の声が聞こえた。“私(わたし)は、決(けっ)して再(ふたた)び人の行いが理由(りゆう)で、この地に災(わざわ)いを起(お)こすことはしない。人の心の中には、初(はじ)めから悪(あく)があるからだ”

“神(かみ)さまが、地上を壊(こわ)してしまえるぐらいのすごい力を持(も)っていることは、おいらにも分かるけど、その神(かみ)さまの力を恐(おそ)れるあまり、あんなに大切にしていた動物(どうぶつ)を殺(ころ)してしまう気持(きも)ちは、おいらには分からないなあ。ノアは、どうかしちゃったんだ。

そういえば、ノアは、あの大きな人たちや、他(ほか)の人たちに嫌(いや)なことをされているのを、とても嘆(なげ)いていたよね。出来れば、そんな自分を助(たす)けてほしいと願(ねが)いたくなるよね。そうか、ノアは、そんな自分の願(ねが)いを叶(かな)えるために、神(かみ)さまが、この出来事(ごと)を起(お)こされたと思ったんだ。

ノアは、自分が[正しい]から神(かみ)さまが助(たす)けてくれたと思ったんだ。舟(ふね)の外で亡(な)くなった沢山(たくさん)の命(いのち)のことも、気にかけなかったんだね。神(かみ)さまにしたら、みんな愛(いと)しい子供(こども)たちなのに…………