【前回の記事を読む】「少し待ってて」と客をホテルに残し、車の中でオイルを探したが見つからない。クレーム覚悟で謝ると、その女性客は…
『なかなか予定の合わない新規のお客様』【セラピストK】
他のお店で女風を利用されたことがあるという女性から僕への新規のお問い合わせのDMが来た。
「はじめまして。今日会えますか?」というものだった。
あいにく、この日は予定が入っており、「24時以降なら駆けつけます」
と返答した。残念ながら、この日にお会いすることはできなかった。
それからしばらくすると、またそのお客様からお問い合わせをいただけた。
世の中はクリスマスシーズンに入り、女風の予約もなかなかタイトに入ってきていた。
今回は是非予定を合わせたいとメッセージの返信をする。どんな方なのかはわからない。ただ、ご自身のことを〝47歳のおばさん〟と言われていた。
「お姉様ですね」と答えると、
それさえも遠慮されるように丁寧な言葉を選んでくれるメッセージのやりとり。
昼間の時間帯をご希望なのに、どうしても夜しか時間が空けられない。今回もお会いすることは難しいかなと思っていたら、夜の時間でも会えるとのお返事をいただけた。
ただ約束は
12月25日。ホテルは空いているのか? 事前に予約はできるのか?
お客様もそれも心配されていた。
ご希望のエリアのホテルに連絡して予約できるかの確認をした。中には普段なら予約可能だが、このクリスマスシーズンの予約は無理だというところばかり。
そんな中、お客様から、「生理になった」とのご連絡。
タイミングが合わない。
これはご縁がなかったということなのかと諦めかけていたとき、
「とても丁寧なやりとりをしていただいたので、どうしてもお会いしたいです。お食事などのデートでもいいですか」
とのメッセージが来た。
そして、こちらお客様がご予約してくださった個室居酒屋でのデート予約に結びついた。
12月25日18時のご予約。
兼業セラピストとして予定を組むのは、パズルをはめ込んでいくようなもの。一番残念なのは、そのパズルがどうしても合わなくてお会いすることができないとき。
こちらの予定に合わせていただき、さらに、体調も万全ではないのにデートでのご予約をいただけたことに、ほっと胸を撫で下ろしながらも、そのお客様との初めての出会いに緊張していた。