【前回記事を読む】胃切除手術の後遺症で、公共交通機関を利用できない。便意を催すと…(ひえ~~~)間に合わずズボンの中はドロドロに…
第2章 手術の後遺症と抗がん剤の副作用
抗がん剤の副作用とは
次は流涙(りゅうるい)症です。これは抗がん剤服用後、3ヵ月ぐらいで突然現れました。
歩いていて目に風が当たるだけで、涙がどんどん出るのです。抗がん剤をもらっている調剤薬局の薬剤師の方に相談して、これも【TS1】の副作用と知りました。
これもどうしようもありません。自分の意思で、自分自身の身体をコントロールできないのですから。次は味覚障害です。これは結構つらいですね。何を食べても美味しくないし、見ただけで食欲がなくなります。味覚細胞が、壊れてしまったのでしょうか。
せっかく体重が復活しているだけに、体重が減るのは何としてでも阻止しなければなりません。そこで自分流のスープを考案してつくりました。免疫力についてはかなり勉強しましたので、免疫力を高める食材、栄養価の高い食材でスープを大量につくり、冷凍保存して温めてから毎日飲むのです。
大鍋にニンニク、人参、タマネギ、ブロッコリー、リンゴ、トマトを大量に入れて形が崩れるまで煮込みます。中でも、免疫力を高めるニンニク、ブロッコリーは大量に入れます。食材の形が崩れるまで煮込むのですから、皮のまま輪切り、ぶつ切りです。
形が崩れたら、澄んだ黄金色のスープになるまで布で何度もこして、量を増やすためにお湯を加えながら、コンソメスープの素で味を整えます。
一度に10日分ぐらいつくりました。残りかすは庭の肥料です。
このスープと、美味しくなくても食事を無理やり食べていたおかげで、体重は安定しています。1年間ぐらい続けましたが、さすがに面倒なので、あとはニンニクのサプリメントに変更しました。
最後に倦怠感です。
肝臓にも、かなりのダメージを与えるのでしょう。服用を始めて9ヵ月ぐらいから、すごく疲れるようになりました。
話は前後しますが、胃の切除手術から4ヵ月で再入院となり、抗がん剤の服用は一旦延期になりました。 服用して10ヵ月ぐらいのとき、会社で懇親会がありました。バイキング方式の飲み会で、楽しくお酒を飲んでいましたところ、気分がすごく悪くなります。
早退させてもらって地下鉄で帰宅したのですが、途中気分が悪いのでトイレに入ります。すると生汗がどんどん出てきて、衣服がびしょびしょに濡れているのです。
早く帰宅しようと、便器から立ち上がろうとするのですが、立ち上がれません。身体がすごくだるくて、力が入らないのです。衣服がびしょびしょに濡れていますので、衣服を全部脱いで立ち上がろうともがき苦しみます。 結局、1時間ぐらい悪戦苦闘して何とかトイレを出て、タクシーで帰宅しました。