なぜ、予算ばかりを投下して、教育計画や指導内容を管理すべき機関がきちんと管理しないのでしょう。生涯の人格形成の基礎である幼児教育、少年期青年期に発揮される学びに向かう力は、幼児期の教育がいかになされたかで、決まることを知らない方が多すぎるのではないでしょうか。

日本を特別支援ばかりに力を入れなければならない国にしないためにも、今こそ、幼児教育に目を向け、それぞれの立場で考え、早く手を打っていただきたいと思います。

なぜ減らない、教師の体罰や不祥事

2021年12月16日の「神戸新聞」に、「懲戒免職の元教諭取材に応じ、何度も謝罪」と題された記事が掲載されていました。

兵庫県姫路市立城陽小学校の特別支援学級で差別的な暴言や体罰を繰り返し、懲戒免職された元教諭の男性(当時39歳)は、神戸新聞社の取材に応じて、「精神的にいっぱい、いっぱいだったが、周囲に相談できず抱え込んでしまった」と話し、何度も謝罪したそうです。このような教師の体罰や不祥事は、なぜ減らないのでしょうか。

子どもの虐待と教師の体罰には共通点があります。保護者として子育てで感じるストレスと、教師としての児童生徒にかかわる場面で感じるストレスに共通点があるからです。

なんとかしなければならないのに、なんともならないような悩みやストレスを抱えた教師は増え続けており、その一端が、このような体罰や不祥事につながっているのです。

気がつくと精神的にも肉体的にも飽和状態になっていて、説明がつかないような問題を起こしてしまうという、パターンなのだと思います。

教師がストレスを感じざるをえないような指導環境や教育環境が放置され、すべての責任が末端の学校や教師個人に転嫁され、その責任を背負いきれなくなった教師が体罰などの衝動的な事件を起こしているのです。

 

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