少し元気をなくしてしまった。……いや、待てよ。武器にしないと売れないってことは、逆に考えると、武器にすれば売れるってこと、だよな?

「金光さん、もしこの性格を活かすことができたら、それは強力な武器になりますか?」

「もちろんだよ。これは天性のものだから、誰にも真似できない。性格があまり良くない営業マンが良い人の演技をしても、お客様だってバカじゃないんだから簡単に見透かされるだけだよ」

「ある意味最強じゃないですか!」

僕は落ち込んでいた反動でつい声が大きくなってしまった。

「そうだね。良い人そうな営業マンで売り込まれないから、お客様はつい警戒心をといて、他の営業マンには言わない内容まで話してしまう。

それで、『こんなに話すってことは、私はこの営業の人を信頼しているのかな?』とお客様も思ってしまうんだ。

そこで最後に斎藤くんから自信を持って、『こちらの物件がお客様にとってベストです!』って勧められたら、この物件に決めようってなるんだよ」

 

👉『僕の人生を変えたキッカケ』連載記事一覧はこちら

【イチオシ記事】元カノに触った手で触れられるのが嫌で、夫の手を振り払ってしまった。帰宅後、ドアを閉めると同時に激しくキスされ…

【注目記事】彼女から自殺をほのめかすメールが毎日のように届いたが、ただの脅しだと思い無視し続けてしまった。その結果、大学の卒業式当日に…