コラム 縄文時代概説Ⅰ
縄文時代とは縄文土器を使用した時代であり、作られた土器の形式や紋様等の特徴の変化により六つの時期区分に分けられます。始期や終期等については種々の説があるようですが、およそ次のように区分されます。
草創期 一七〇〇〇年前 ~ 一一五〇〇年前
早期 一一五〇〇年前 ~ 七〇〇〇年前
前期 七〇〇〇年前 ~ 五五〇〇年前
中期 五五〇〇年前 ~ 四四〇〇年前
後記 四四〇〇年前 ~ 三二〇〇年前
晩期 三二〇〇年前 ~ 二四〇〇年前
旧石器時代と縄文時代の違いは土器と弓矢の使用、磨製石斧や石皿等の使用、定住化の始まりと竪穴住居等の普及、植物栽培(自然栽培)の始まり、後期頃から稲作も始められた痕跡もありますが、主は狩猟採集・漁労であったようです。
特にブナ・ナラ・クリ・トチ等の落葉広葉樹林帯における、豊かな生態系に支えられて、早くから定住化が進み、安定した集落経営が形成されていたと考えられます。世界中の定住した古代文明を見てみますと、そのほとんどが農耕を主な生業としているようです。狩猟採集・漁労のみで定住化を果たした文明は稀有な存在だと言われています。
それは日本列島の生い立ちにあり、深海から四〇〇〇メートル近い高山まであり、温暖な気候、豊かな水、それらに育まれた動植物の生息等生物多様性に支えられた恩恵であったと考えられます。さらに農耕は富の蓄積による、戦争を誘発します。周囲を海に囲まれ、他民族の進入による伝染病も少なかった等の幸運な条件に恵まれていたからでしょう。
本書で関係する時期は縄文晩期以降となりますが、以降で改めて解説したいと思います。
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