退院してやっと自宅療養が終わり、2ヵ月ぶりに会社に復帰しました。お見舞いに来ていただいた皆さま方に、ご挨拶をして自分の職場に戻ります。
この時の体重は、63kgから67kgまで回復していました。規則正しい生活をしていましたので、血液検査の数値は優等生です。
体力が回復したところで、再発を防止するための抗がん剤服用が始まります。胃切除手術の後遺症はすでに始まっており、体質の変化に戸惑っていました。
胃切除手術での後遺症と、抗がん剤服用での副作用は、まったく別で性質の違うものですが、がんを原因として現在の医療レベルでの処置による以後のさまざまな症状が私を苦しめます。
胃切除手術の後遺症とは
胃切除手術の後遺症でどんなにひどい目にあったのか(まだ継続中ですが)、抗がん剤の副作用でどんなにひどい目にあったのか……。
どちらから先にお話ししようかと迷ったのですが、普段の生活をする上で支障が多い、胃切除手術の後遺症からお話しします。
これは大変です。命には別状ありませんので、身体の機能(体質)が変わったのだと納得すればよいのですが、日常の生活をする上では、すごく、すごく不便なのです。
胃切除手術の後遺症は、食べたものが腸に一気に流れ込んで生じますが、さまざまな症状と個人差があります。
主な症状としては、
①逆流性食道炎
②早期ダンピング症状(食べると、すぐお腹がグルグルする)ひんぱん
③ガス(おなら)が頻繫に出る
④手術後の癒着、腸閉塞
⑤慢性的な下痢や吐き気(人によっては下痢と便秘を繰り返す)
⑥貧血(鉄欠乏性、ビタミンB12欠乏性)
などです。
また、胃の全摘手術の場合は小胃症状(少ししか食べられない)、後期ダンピング症状(食後2時間くらい、または空腹時に冷や汗、心臓がドキドキする)などが加わります。
私の場合は胃半分切除、また担当医師から逆流性食道炎にならないように、事前に胃液が逆流するのを防ぐ薬を処方されていましたので、逆流性食道炎からは免れました。