副作用4 うつ症状がひどくなり家庭内に暗雲が漂う
ステロイド剤は自律神経の交感神経を活発化させ副交感神経を抑制する働きもあります。交感神経はマイナス思考を促すと考えられますので、ステロイドを使用した治療ではうつ症状が出現しやすいのではないかと考えられます。
妻は、症状の増悪を遅らせるためであるとの説明を主治医から受け、1日置きのインターフェロン自己注射を指示されました。
へそ周りと両太ももに注射をするのですが、2〜3巡目から発赤・発熱・浮腫・疼痛の炎症が現れ血漿が漏出し、疼痛は耐えられないほどのようでした。
こうした状況になって、「なぜこの辛さが理解できないのか」などと言って、家族に当たるようになりました。痛みによるストレスが亢進してコルチゾールを放出させ、うつ状態に至らしめたと思われます。
うつ症状が頻発し、QOLはどん底の状態まで落ち込みました。本人はもとより家族も、ただひたすらに我慢する以外方法がありませんでした。家庭内は暗いベールに包まれた感じでした。
難病発症の引き金 不適切な食習慣
難病を患っていると発覚したとき、当然ながら「何が原因で」ということに考えが及ぶことがあります。そうしてこれまでの生活を思い返すとあることに行き着きました。
発病前の食生活ですが、妻は肉類と甘いものが大好きで、牛のステーキ、すき焼き、焼き肉、肉野菜炒めなどほとんど毎日肉類が食卓を賑わし、食後には別腹と称して甘い和菓子、チョコレート、ケーキといったデザートを欠かしませんでした。当然、野菜類の摂取は少なくなり、生野菜サラダを食べる習慣はありませんでした。
結婚当初から生理痛がひどく、1週間から10日の便秘はたびたびのことでした。また乗り物酔い、花粉症も極めて重いものでした。妊娠しますと悪阻(つわり)がひどく、寝込むこともしばしばありました。
聞けば、若い頃から朝食をしっかり摂り、肉類が多くて食物繊維の少ない昼食と夕食に加え間食、特に就寝前の間食に甘菓子類を多く摂っていたようです。
その結果、消化器官の機能を混乱させ消化不良を来したものと思われます。便秘により横行結腸に窒素残留物が長時間滞留して37℃近い体温で腐敗が発生し、腸内環境が悪化したものと推測されます。
余談ですが、腐敗と醗酵はともに細菌が関与し、メカニズムが同じ現象であるといわれています。常在細菌の善玉菌が生産するビタミンB類などはヒトにとって有用であるため、この場合「醗酵」となるわけです。
一方、悪玉菌が生産するニトロソアミンなどアミン類はヒトに有害なため「腐敗」という分類になるそうです。
生活習慣病の多くは、間食のしすぎや夜更かしなど不健康な生活習慣、食べ過ぎ・偏食を含めた不適切な食習慣による消化不良で腸内環境が悪化することが主な原因であると私は考えています。
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