はじめに
「この病気は原因不明で一生完治せず、間もなく車椅子が必要になってその後寝たきりになる」と医師団に宣告されたとき、どうしたら良いでしょうか。
私も最初はそうでしたが、一般的にはお医者様の言葉を信じて指示に従うでしょう。たとえ増悪の一途を辿っているとしても、「お医者様が言うのだから仕方がない、これも運命」と諦める以外に方法がないのが現状ではないでしょうか。私にはそれができませんでした。
7年間苦しみながら入退院を繰り返す妻を看病する傍ら、改善の方法を求めて試行錯誤しながら懸命に模索し続けました。そしてついに第二の選択肢、断食と食事療法への挑戦に辿り着いたのです。結果は、予想通りの素晴らしいものでした。
難病発症から23年が経過した現在、薬の服用もせず、車椅子も必要とせず、寝たきり状態になることもなく元気に幸せな生活を送ることができているのです。たまたま運が良かっただけではないのかとか偶然が重なっただけでしょうなどと思われる方も多いかと思いますが、決してそんなことではないのです。
人間の身体は、その人が食べた食物でできているのです。極めてシンプルなのです。この事実を多くの皆さんに知っていただき、健康長寿の参考にしていただければありがたいと思っています。
重要なポイントは、「決して諦めない」という強い気持ちです。そして固定観念、既成概念を払拭して、発想を180度転換することが必要であると思っています。活路は必ず開けるはずです。
2023年3月1日
矢澤淳良