俳句・短歌 句集 俳句 日常 2026.02.22 【句集】虹、夕焼け、そして向日葵。記憶と情景が紐づき色めく夏の日々。「夕虹の かすかな端を 見つけたり」他5句 青鈴 【第7回】 蒼 のり子 小樽の俳句でつづる四季の旅 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 小樽の街並み、四季折々の自然、日常のささやかな瞬間…五・七・五に込められた「小さな幸せ」。 五感を研ぎ澄ませて暮らすことで見えてきた景色や感情とは。「俳句は難しい」と感じている方にも手に取ってほしい、俳句にのせて綴った珠玉の句集。※本記事は、蒼 のり子氏の書籍『青鈴』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回記事を読む】【句集】小樽築港駅付近にて――俳句でつづる小樽の街並み。「凍返る 鈍色の波止 巡洋艦」他5句 一 小樽築港駅付近にて 夏の旅 誘ふかに飛ぶ バイク音 夏めくや 夕くれなゐに 向かふ帰路 夏めきて 黄色い花の 多きこと
小説 『大人の恋愛ピックアップ』 【第68回】 鈴木 恋奈 彼の父親と私の母が不倫。親族双方殴り合いの大事件になった。だが、彼の母親は「慰謝料は要らないから」とだけ言って姿を消し… 【前回の記事を読む】彼にピアスが増えたら、私は自分の耳にも印をつけて、ニードルを取り出す…「痛い痛い!」それでも彼とお揃いがよかった私たちは新潟県の外れにある小さな町で育った。私は、ボロボロのアパートで生まれた。母親の稼ぎが少なく、泣く泣く住んでいた。幼少期に千春がそのアパートの隣の部屋に引っ越してきたのだ。千春の母親の後ろに隠れる彼の光る涙は私の心を潤した。今でも鮮明に思い出せる。彼の目は女の…
小説 『浜椿の咲く町[注目連載ピックアップ]』 【第22回】 行久 彬 「漁師の手本を見せたる」と暴風雨のなか漁に出た夫が帰ってこない…翌朝、舵にしがみついたままの遺体となって発見された。 【前回の記事を読む】5歳年上の漁師との結婚話。彼の逞しい姿を見かける度、未熟なりにも自分が“女”であることを強く意識させられて…朝、漁に出掛ける夫を見送りながら無事を祈る日々であったが、男の子を二人も授かり、何事もなく十年ほどの歳月が流れた。しかし、上の子が小学三年生になった年の九月中旬頃のことだった。その日、テレビは台風が接近しているとの予報を伝え、前日には漁協からも注意喚起の知らせがあった。…